日本一周後の駄文

仕事を辞めて日本一周する人間の脳内とは。

放浪の旅後日談1 就寝編

みなさんこんにちは。
私は無事に昨日、日本一周を達成いたしました。
これからはしばらく、旅を振り返ってデータ的なものをお伝えしようと思います!


今回は「宿泊場所」をテーマにしようと思います!

皆さんも、いざという時に私の経験を役立ててくれればと思います。



私は141日間旅をしたので、140回どこかで寝たということになります。
とりあえず、まずは私が宿泊した方法をグラフにしてみましたのでご覧ください。

正確な数値にすると…


野宿      64回
漫画喫茶    27回
ライダーハウス 17回
お心遣い    11回
友人宅     8回
ホテル     5回
フェリー    3回


こんな感じです!
野宿が一番多く、続いて漫画喫茶となりました。


ちなみに、お心遣いというのは、出会った方が家に泊めてくださったり、宿泊場所を提供してくれたりしたというものです。
ですので、自分でホテルを取った場合は「ホテル」となっていますが、ホテルを用意していただいた場合は「お心遣い」の方に入れています。


これを言ったらおしまいかもしれませんが、漫画喫茶はなかなかいいですよ。
屋根がありますし、値段も手ごろですし、飲み物も飲めます。
旅をしている中で、一番戦った誘惑は「漫画喫茶」を利用するか否かだったような気がします。
だから、雨が降っている場合は「今日は漫画喫茶に泊まれるから頑張るぞ!」というテンションで自分を保つこともありました。


ちなみに野宿なのですが、どんなところに泊まったのかをまとめてみたのでご覧ください。

正確な数値は…
公園    27回
道の駅   21回
キャンプ場 9回
海岸    3回
河川敷   2回
その他   2回(橋の下1、駐輪場1)


こんな感じです!
基本的には管理者に許可を取って宿泊をしました。


人によって優先順位は変わると思うのですが、私は野宿場所を選ぶにあたって重要だと思っている点があります。
まず、野宿をするにあたって一番重要なのが「トイレの有無」です。
寝る前にトイレに行きたくなること、ありますよね?
しかし、それ以上に私が心配したのが、夜中と朝の腹痛です。
食べるものに気を使ってはいますが、突発的にお腹が痛くなることはままあります。
その時に、近くにトイレがなかったら…人間として最低限の尊厳を守れません。
だから、私は野宿場所を探すにあたってまず「トイレの有無」を最低条件としていました。


次に重要なのは「自販機の有無」です。
これは、春の間は大して重要ではなかったのですが、夏になるとトイレレベルで重要な項目になりました。
まず、基本的にやはり喉は乾きます。
特に夏は、テントの中にいるだけで大量に汗をかきますから、朝水分補給をすることが絶対なんです。
仮に自販機を使わなかったとしても、やはりあるのとないのとでは安心感が違うんです。


つまり、最強に頼りになるのは「コンビニ」と「道の駅」です!
毎回思っていたのですが、今はかなり旅がしやすい環境になっていますよ。
コンビニも道の駅もない時代のことを考えると…非常に厳しいです。


あと、地味に大切なのは「朝の陽当たり」です。
寒い時期は、朝起きた時に朝日がテントに当たっているとかなり気持ちいいんです。
逆に、暑い時期の朝は、陽があたると灼熱地獄なので日陰を選ぶんです。
これをミスってしまうと、朝からストレスになってしまいます。


結局、寝ることを始めとして、旅の中では「どれだけストレスをためないか」が重要だと思うんですよ。
そのために重要なのは、「備える」ということです。
朝の気温に備える、朝の腹痛に備える、のどの渇きに備える…それが、旅をする中での精神衛生に非常に重要な役割をもつと私は感じました。
逆に、それらがそろって満たされた状態だと、しっかり熟睡できて翌日のパフォーマンスも向上するんです。
これは、旅だけでなく、日常生活の中でも大切なことかもしれません。


ただ、忘れてはいけないのが「他人の迷惑にならない」ということです。

寝る場所によっては、他人を驚かせたり、不快にさせたりするかもしれません。
自分が快適だったらいいというわけではないんです。
野宿自体、迷惑な話かもしれませんが…私は少なくとも、なるべく皆さんの迷惑にならないような場所を選んできたつもりです。
これから旅を考えている方には、そのあたりに気を使っていただければなと思います!


明日はまた別のことについて記事にしようと思います。
またよろしくお願いします!


ではまた明日。

放浪の旅141日目 日本一周達成 静岡→富士宮

みなさんこんにちは。

昨日は友達の新居に厄介になったのですが、夕食とビールを振る舞われてとても幸せなひと時でした!

昨日のビールは…これまで飲んだビールの中で1番美味しかったように感じます。


さて、今日は最終日です。

私は清水に実家があるのですが、スタートは富士宮だったので、そこが私の旅のゴールになります。


141日目スタートしました。

私が何年も生活したところなので、道に迷うことはありません。

これまでずっと初めての道を走ってきたので、いやがうえにも旅の終わりが近づいているのを感じます。


通り道だったので、この自転車を買ったお店に寄ってみました。

この相棒は本当によく頑張ってくれました!

まぁ、お店は開店時間前でやっていなかったんですけどね。


富士を経由して富士宮を目指します。


富士に入ります!

残念ながら、雲に隠れて富士山は見えません。

いい天気なら、雄大な富士山がこの辺りから大きく見え始めるんですよ。


途中、富士の道の駅で昼食にしました。

この辺りはサクラエビとシラスが有名なんです。

そばも丼も両方美味しかったです!


ここまでくれば、後は長めの緩い上り坂を越えれば富士宮です。


富士宮駅を過ぎ…



ゴールしました!

日本一周、完遂です!


達成感があるのはもちろんですが、私にはそれ以上に嬉しいことがありました。

前職の同僚や、そこで関わった人達がゴールを迎えに来てくれていたのです!

ブログには載せられませんが、最高の思い出になりました!



私は、自分で言うのもおかしいですが、孤独には耐性がある方です。

一人で富士山に登ることはよくありますし、一人で北アルプスを縦走したこともあります。

一人でいる間は、ただひたすら自分と会話ができるんです。

それはつまり、自分と向き合うことができるということです。

そして私は、それができれば大抵のことは解決できるし我慢できるものと考えていました。

今回の旅も、基本的には一人で行動していましたし、それは別に苦痛でもありません。

家が恋しくなったり、帰りたいと思うこともほとんどありませんでした(雨で屋根が恋しくなったことは無数にありますが…)。


仮にですが、私が旅をしている間、誰にも声をかけられず、誰とも連絡が取れなかったとしても、おそらく私は走ることはできたのではないかと思います。

ただし…もしそうであったなら、私の旅はこれほど充実したものには決してならなかったはずです。


私は孤独に耐性があると思っていましたが、それは裏を返すと、自分一人で生きていける自信をもっていたということなのだと思います。

その自信は、確かにあります。

しかし、そんな自分を形成しているのは、これまで出会った多くの人との関わりです。

人と関わることで今の私はできあがりました。

だから孤独に耐性があると言っても、それは今まで孤独に生きてきたということではないのです。

むしろ、今まで出会った多くの人との関わりによって、私は日本一周ができる肉体や精神力を身につけられたのです。

今回、無事に日本一周を完遂できたわけですが、この日程で完遂し、多くを学ぶことができたのは、一重に今まで出会ってきた方達との交流があったから、そしてこの旅の途中で声や心遣いを届けてくださった方がいたからだと考えています。


日本は優しさに満ち溢れているなどという綺麗事は言いません。

ただ、確かな優しさをもった人がたくさんいるだけです。

私は、その人たちのおかげで旅を充実させることができました。


自分で言うのもアレですが、私は日本一周を達成した人の中で、最も幸福で、多くを学ぶことができた人間の一人だと思います。


急に旅を終えた実感が湧いてきました。

自分の考えを文章に残すことって大切ですね。


日本一周を終えて気づいたことは、自分が幸せだということです。

今まで私に関わってくれた全ての方に感謝し、放浪の旅を終えようと思います。

ではこれで!


これまでありがとうございました!

ただひたすら、感謝です!



明日からは、この旅のデータ的なものを公開していこうと思います。

なるべく面白くまとめようと思っているので、これからも見守っていてくださいね!

ではまた明日。