日本一周後の駄文

仕事を辞めて日本一周する人間の脳内とは。

放浪の旅後日談最終回 日本一周まとめ

みなさんこんにちは。
これまで二週間半に渡り、日本一周後日談という形で、私の放浪の旅について記事を書いてきましたが、それも今回でラストにしようと思っています。


実はこのブログ、一日に何人がアクセスしているかが投稿者には分かるようになっているんですよ。
おそらく前の職場の人や、そこで出会った人たちが見ているんだろうなと初めは思っていたのですが、どうやらそればかりではないようです。
ありがたい限りですね。
日本一周中は、ブログに対するコメントやアクセス数に励まされたものです。
重ねて感謝申し上げます。


さて、今回ですが、「日本一周をやってよかったと思うこと」を記事にしようと思います。
ただ、これから紹介するものは日本一周に限った話ではないような気もします。
仕事や勉強、部活動に趣味など、私たちは生きていく中で色々なことに取り組んでいくと思われます。
新しいことにチャレンジする意義のようなものも感じられると思うので、是非参考にしてください!
それでは参りましょう。


日本一周をしてよかったと思うこと

  1. 見聞が広がる
  2. 自分を見つめ直す機会になる
  3. 運動になる
  4. 話のネタになる
  5. 疎遠になった友達と関われる
  6. 出会いがある

※ページ内リンクにチャレンジしてみました。

 項目をクリックするとその場所までスキップできると思います。


1 見聞が広がる

これは当然の話ですが、初めての場所に行けば、そこで新しい日本を知ることができます。
例えばいい景色だとか、面白い建造物だとか、美味しい食べ物だとか…色々です。
実際に足を運ばないと分からないその場所の魅力というものがあるんですよ。
日本一周をするということは、日本のあらゆるところに足を運ぶということです。


これは私の日本一周の動機の一つでもあるのですが、自分が生まれた場所についてくらい、語れないとだめなんですよ。
自分が生まれた場所というのは、例えば都道府県、例えば国、例えば星、例えば銀河、例えば宇宙なんです。
そのようなことから、私は「自分が生まれた国くらいは語れるようになりたい、日本の色々な場所に行ってその土地を肌で感じたい」と思ったのです。
そしてその目標は、日本一周を経て達成することができました。


日本には歴史があります。
そしてその歴史に関する資料は、日本各地に散りばめられています。
博物館や資料館の見学を行いましたが、それによって私は現地で歴史を学ぶことができました。


2 自分を見つめ直す機会になる

正直に言いますが、日本一周をしていれば、一日のうちほとんどの時間を自転車の上で過ごします。
そして自転車の上ではスマホをいじることができません。
それはつまり、スタンドアローンということです。


心を無にするというのはなかなかできることではありません。
ともすれば、それは眠気を意味します。
だから自転車を漕いでいる間は、ひたすら思索にふけることができるのです。
私は山を登っている時もそうなのですが、そういう時は自分と対話をするんです。
頭の中で独り言を言っているような感じでしょうか。


こんなことを聞くと、皆さんは私が変な人だと思うかもしれません。
でも、本当にそれ以外やることがないんですよ。
そしてそれは、意外と楽しいものなんです。
自分とういう人間がどういう存在なのか、哲学的な思考をすることもしばしばです。
普段の生活では自分のやらなければいけないことに追われていますから、そういう時間をもつことも大切で重要だと思うんですよね。


なんとなく、「この人は話が面白いな」とか、「この人は思考が深いな」とかって、魅力的だと感じる人っているじゃないですか。
私はまだまだそのような人たちの領域には達していませんが、そういう人たちは「自分との対話」を大切にしている人なんじゃないかなと思っているのです。


別に日本一周をしなくても自分を見つめ直すことはできますが、日本一周をすれば強制的に自分を見つめ直させられます。
これも一つの魅力だと思うのですがどうでしょう。



3 運動になる

これも当たり前ですが、私は自分で想像していたより運動になりました。
私には、太る才能があるんですよ。
これは前の職場の同僚で、大学時代にラグビーをやっていた人が言っていたことなのですが、どれだけ不健康な生活をして大量に食べたとしても、体重が100キロいかない人は世の中にたくさんいるらしいです。
その同僚は私と同じくらいの身長でガタイもよく、「本気を出せば100キロに到達する才能はある」と自負していました。
ちなみに私の体重の最高記録は97キロです。
その時にはさすがにまずいと思ってダイエットしたのですが、私も間違いなく100キロに到達する才能があると思います。


そして同時に、やせる才能もあると思っていたんです。


日本一周に出る前のベスト体重は73キロでした。
あの時には、それ以上いくらやっても体重が落ちないのでこれが限界だと思っていたんです。


ただ、日本一周をやって私の体重は60キロ台になりました。
日本一周は限界突破できます。
非常に健康的な生活ができていたように思います!



4 話のネタになる

私は、自分の周りに日本一周をした人が一人しかいませんでした。
その一人も、かなり特殊な人間だったので…普通に生活していたら日本一周をした経験がある人と出会うことはほとんどないのではないかと思います。
これは、どんなに話が苦手な人間だったとしても話のネタになるのではないでしょうか。


例えば就職活動をするときに、自己PRをする場面とかありますよね。
そんなとき、「日本一周をしたことがあります」なんていったら、全ての空気をもっていけると思うんですよね。
かなり強力なアピールポイントになること間違いなしです。
私にチャンスが巡ってくるかどうかはわかりませんが、例えば合コンだとかお見合いパーティーだとかでも、まず確実に相手の記憶に残るに決まっています。
それが魅力的に映るか、ネタとして映るかはしゃべりのスキルやキャラクターによると思いますが。
少なくとも、男性からは尊敬されます。


それと、これは「見識が広がる」に通じる部分もあるのですが、日本中どこでも、ある程度「行ったことがある」わけです。
だから初対面の人が…例えばですよ、


初対面の人「私は佐賀県出身です」


なんて言ったとしたら、


私「ほう、佐賀県ですか…昔自転車で行ったことがありますよ。伊万里焼が有名ですよね。市内の橋に伊万里焼のモニュメントがあるのには驚きました。」


初対面の人「うおおおお!」


こうなりますよね。
出身地について知っているというのは、商談とかでも大きなアドバンテージになると思うのですがどうでしょう?



5 疎遠になった友達と関われる

小学校から就職まで、ずっと同じ土地で生活するという人はまぁまぁいると思います。
それでも、昔の人間関係がそのままずっと続くというわけではありません。
昔は仲が良かったけれども、相手が東京の大学に行ったため会わなくなったパターンは割と多いのではないかと思います。
日本一周をすれば、自転車でその人に会いに行くことが可能です。
さらに、その友達と仲が良ければ、大抵の場合歓迎してくれます。
そりゃあ、日本一周をするストロングスタイルな友達がいれば話は聞きたくなるでしょうし、職場とかでの話のネタになりますからね。


私は今回の旅で、かつて仲が良かったけれども物理的距離を隔てることで疎遠になった友達とたくさん出会うことができました。
日本一周をしなければ、ひょっとしたら一生会わなかったかもしれない友達とです。
これはなかなか貴重な経験ではないでしょうか。
それに、今回の再会を通して「また今度飯でも行こう」だとか、「今度地元に戻る時には連絡するよ」だとかっていう話になるわけです。
つながりが続いていくのはいいことですよ。
こちらとしては、歓迎してくれたという恩がありますから、何とか都合をつけてまた会いたいと思いますしね。


学生諸君は分からないかもしれませんが、そういうものなんです。



6 出会いがある


日本一周の一番の醍醐味とも言えるものが、この出会いです。
私は旅に出る当初、これをそこまで重視していませんでしたが…やはりいいものでした。


日本は広いです。
そして良いところです。


途方もなく道のりが長いことを実感するのに時間はかかりませんし、それに絶望することももちろんあります。
しかしそんな時、頑張れと声をかけてくれる人や、差し入れをしてくれる人、カンパしてくれる人、自宅に招いてくれる人、ホテルを取ってくれる人…多くの優しい方と出会うことができました。


私の旅が充実したのは、地元で私を応援してくれる人たちや、行く先々で出会った方たちのお陰です。
この場を借りて改めて感謝申し上げます。


また日本一周をしてみたいです。
その時には、お世話になった方たちにお礼参りをしたいところですね!
恩返しをしなければいけません!




まとめ


私の日本一周放浪の旅は終わりましたが、まだ旅は終わりません。
次はマッターホルン登頂に向けて頑張ろうと思っています。
それは、まだまだしばらく先になりそうですけどね…


私は旅人を応援しています。
それはこれまでの記事でも何度も言っていることですが、人生を生きるみんな旅人なんです。
新型ウイルスなどでなかなか暮らしずらい世の中かもしれませんが、みんなで頑張っていきましょう。


以上で日本一周放浪の旅を終わります!


みなさん、ありがとうございました!

放浪の旅後日談15 日本一周の一日

みなさんこんにちは。
今日なのですが、私が日本一周をしている間どのような生活をしていたか、時間に沿って記事にしようと思います。

まぁ日によって時間はずれたりするんですけどね。




6:00 起床、朝食

起きる時間はまちまちですが、野宿の場合は大体6:00ごろまでには起きていました。
起きたらテントの中で朝食を食べます。
朝食はいつもパンを食べていました。
前日の内にスーパーかコンビニでコッペパンを買っておき、それを朝食にすることが多かったです。



6:30 片付け

朝食を取ったら片付けて出発の準備をします。
テントは風が強いと畳むのに時間がかかりますが、三十分もあれば出発の準備ができます。



7:00 自転車

出発の準備を終えたら、特にやることもないので走ります。
どれくらい走るのかは日によって違いますし、観光をする場合は長めに走ったりもしますが、午前中は二時間走って休憩するというサイクルでした。



9:00 休憩

休憩はコンビニや道の駅など、屋根があってクーラーが効いているところでしていました。
朝食にパンを食べていますが、この休憩のときにはお腹がすいています。
大体はこの休憩でおにぎりを一つ食べていました。



9:20 自転車

休憩が終わったらまた走り始めます。
例えば水族館や博物館などに行く予定がある場合は、そこを目標に走っていきます。
自転車で走っている間は、そこにどんな展示がされているか想像したり、どういった観点で見学をすれば楽しめるのかなどを考えたりしています。
なぜ水族館が楽しいのか、何が魅力的なのか考えることもしばしばです。
基本的に暇ですから、考え事をしながら走ることが多いですね。
坂が多いと考え事をする余裕なんてありませんが。



11:00 観光、昼食

観光をする場合は、場所にもよりますが一時間~三時間程度で考えています。
大きなところでも、三時間程度にしておかないと100キロ走ることができません。
観光をしない場合は、ここで昼食を食べながら少しゆっくりします。



14:00 自転車

観光や食事を終わらせたら、また走り始めます。
ここからは午後なのですが、午前中にしっかり走っていた場合は少し疲れてきています。
場合にもよりますが、午前中は二時間に一回休憩をしていますが、午後は一時間から一時間半に一回休憩を取るようにしています。
観光の時間が長かった場合は、二時間走ることもあります。



15:30 休憩

休憩の時は飲み物を買うのですが、お腹がすいている時には、その都度おにぎりやパンを買うようにしています。
暑くて汗がたくさんでると炭酸が飲みたくなりますが、そういうものを飲んでも、またすぐに喉が渇くんですよね。
結局水や麦茶がのどの渇きをいやすためには効果的です。



15:50 自転車

休憩後は走ります。
私は大体時速20キロで走っていましたが、信号があったり坂があったりするので、実際に進めるのは一時間で16~18キロくらいです。
私は一日の走行距離を「最低100キロは走りたい」と思っていました。
仮に時速16キロで進んだとしたら、六時間少しで100キロ進める計算になります。
一日に100キロ程度の日は、観光を三時間行ったとしても五時くらいには行程を終えることになります。



17:00 休憩

目的地までまだ距離がある場合は、この辺りで最後の休憩を取ります。
ここで、次の日に野宿をする場合は大体の目星をつけておきます。
目的地付近にお店がない場合はあらかじめ買い物をしておかないといけません。
終わったと思ったのにまだ走らなければならないというのが結構きついんです。



17:20 自転車

目的地まで走ります。
私は130キロ走ったら満足する体になっていました。
100キロを終えるとあと30キロですから、もうあとわずかです。
昼間にすごく暑くてしんどくても、五時を過ぎるとだいぶ涼しくなってきます。
真夏の時期は昼間あまり距離が稼げないので、この時間から距離を稼ぐことが多くありました。


18:20 テント設営、夕食

大体目的地には六時から七時くらいに着けるように走っています。
テントを立てる場合、明るいうちに設営をしておきたいんですよね。
一応ランタンは持っているのですが、バッテリーには限りがあるので、なるべく節約していました。
ここでビールを飲んだりもします。
夕食はスーパーで安くなった惣菜や、カップ麺を食べることが多かったです。



19:00 ブログ更新

ブログの更新には大体30分~1時間かかります。
場合によっては、昼間の休憩中に少しずつ書いて下書きとして保存している時もあります。
私はブログを書いていましたが、何らかの形で言葉を残すというのは重要です。
今でも旅の毎日を思い出せるのは、ブログとして文字にした経験があるからだと思います。



20:00 休憩

ブログの更新が終わったら後は自由時間です。
スマホで音楽を聴いたり動画を見たりしてだらだらします。
この、テントの中でゆっくりする時間ってのがなかなかいいんですよ。
昼間に休憩を多くとったときには、ここの自由時間を少なくすることで調整しています。
それと、この時間に次の日の予定も立てていました。
次の日の難易度によっては、テンションが上がったり覚悟を決めたりします。



23:00 就寝

次の日が良い気候になることを祈りながら寝ます。
でも、実際寝坊しても何も困りませんから、動画を遅くまで観てしまうこともたまにありました。
ただ、どれだけ遅く寝ても6時には目が覚めるようになっていました。
野宿ってそういうものなんですよ。



私の日本一周の一日はこんな感じで進んでいました。
完走することが第一なので、それほど無理はせずにやっていたような気がします。
さて、日本一周に関してのまとめももうあらかた終わったのかなと思っています。
次回日本一周のまとめを書いて、それに関することには一区切りつけようかなと考えています。


ではまた明日。

放浪の旅後日談14 費用編

みなさんこんにちは。


今回は「日本一周でかかった費用」について書いていこうと思います!
何をするにしても、先立つものは必要ですからね!
中には「0円で日本一周」とかをやっている(やろうとしていた?)人もいますが、それ、実際不可能じゃないかなと私は思います。
例えば、ジャグリングだとか音楽だとかマジックだとか芸だとか、そういった「お金を稼ぐ特技」があれば話は別ですよ。
それはつまり、仕事をしながら日本一周をしているようなものですからね。
ただ、何のスキルもなしに人からの施しだけで日本一周をするというのは…私は不可能だと思います。
そもそも、日本一周の装備をそろえるために何かしらお金を使っていると思うので、「徒歩」以外は本当の意味で「0円旅」ではないような気もするんですよね。


はじめに言っておきますが、お金の価値は変動します。
それは株価だとか円安だとかという話ではありません。
例えばディズニーに行くとみなさん高いのに色々買ってしまったりしないですか?
「せっかくだから」と言って無駄遣いしてしまうものです。
しかしそこには、お金に換えられない価値があると私は考えています。
貴重な経験をしているからこそ、そこで使うお金には本来以上の価値があるのです。


だから私は、日本一周で節約にとらわれないことをおすすめします。
お金をケチってご当地の美味しいものを食べなかったり、観光地に訪れなかったりしたら、それは半端じゃなくもったいないです。
私は、使うべきところではしっかりお金を使うことにしながら旅を楽しみました。
その結果がこちらです!
ちなみに今回は旅の準備にかかった費用は抜いて計算しています。
自転車とかキャンプ用具、服の値段は含まれていませんが、ご了承ください。



「日本一周にかかった費用」
  食費…217486円
嗜好品代…164924円
 洗濯代…    6430円
 風呂代…    8410円
 宿泊費…133838円
 観光費…  88210円
 渡航費…  66760円
 その他…  32138円
  施し…  22000円
  合計…696196円


合計金額は約70万円です!
私は今回の旅の出費を、レシートを写真にして残すことで集計しました。
だから、自動販売機でお金を使った分は加えられていません。
そのことを考慮に入れると、本格的に70万円くらいで日本一周をしたということになりそうです。
私は141日で日本一周をしているので、大体一日5000円ということでしょうか。
そう考えると、結構豪遊しているような気がしますね…
では内訳を見ていきましょう!




「食費」217486円

日本一周で一番かかったのは食費です!
この内訳ですが、
食糧費…91778円
外食費…125708円

となっています。
外食というのは、ご当地のグルメを食べた時の値段です。
外食は毎日というわけではないのですが、たまに昼と夜両方外食という日もありました。
外食さえしなければかなり減ると思うので、貧乏旅をするという人は減らしどころかもしれません!
ただ、「自炊」というのはなかなか罠なんですよ。
パスタを作る程度なら低コストですが、ちょっとおしゃれなものを作ろうとすると、下手したら外食以上にお金がかかります。
四国でアヒージョを作ろうとしたときには2000円近くかかってしまいました。
まぁ、美味しかったから私はいいんですけど。
栄養を取らないと自転車を漕ぐことができないので、食費に関してはかなり雑に使ってしまったような気がします。




「嗜好品代」164924円

この嗜好品代というのは、煙草代とお酒代です。
私は毎日のビールだけでなく、たまに居酒屋も利用したので、そのあたりがこの金額に含まれています。
煙草代…60900円
お酒代…104024円
煙草は一日一箱程度で、お酒には一日750円くらい使っている計算になります。
あれ、そんなに飲んだっけか…
実際、初めは一日一本だったのですが、夏になって暑くなってからは二本飲むときも少なくなかったような気もします。
ここも、必要でない人は根こそぎ削れる費用になるかもしれませんね。




「洗濯代」6430円

私はコインランドリーで洗濯を行っていました。
コインランドリーを利用した回数は12回です。
それに加えて、ゲストハウスやライダーハウス、友達の家に泊まった時などは洗濯をさせてもらえたので、実際に洗濯をした回数はもっと多くなります。
これもあまり言いたくはなかったのですが…特に人と会う予定がない場合は、同じ服で三日過ごすこともありました。




「風呂代」8410円

風呂代とは、銭湯や温泉を利用した値段です。
私は15回入浴施設を利用していました。
私の名誉のために言っておきますが、15回しかお風呂に入っていないというわけではありません。
宿泊施設を利用する時にはそこのシャワーを借りますし、漫画喫茶にも無料のシャワーがありますからね。
ちなみに、お風呂やシャワーがない時にはタオルを濡らして体を拭いたり、ウェットティッシュで体を拭いたりしていました。
たまに、日本一周をしながら髭を伸ばしている人もいるのですが…私はあまり好きではありません。
走っていれば当然汗をかきますから、口の周りが痒くなるんですよ。
洗うのも大変ですしね。
だから私は、シャワーが利用できるところで積極的に髭を剃っていました。
それが、私にとって最低限の清潔さだったのです。




「宿泊費」133838円

宿泊費もなかなかかかってしまいました。
キャンプ場でもお金がかかるところの方が多いですし、漫画喫茶を利用するとだいぶかさんでしまいます。
私はライダーハウスを積極的に利用しようと思っていたのですが、コロナの関係で閉じているところがまぁまぁ多かったです。
安宿といっても、何回も止まればそれなりにお金がかかるものですよね。
雨の日や熱帯夜にテントで寝るというのを私は回避していましたが、「雨でも外で眠れる!暑くても眠れる!」という素晴らしい図太さをもった人なら、もっと抑えることは可能だと思います。
私には無理でした。




「観光費」88210円

この観光費には、お土産代も含まれています。
なかなか多くなってしまいましたが、これは圧倒的に「水族館を利用したから」ですね…
それ以外にも、博物館系統のものは高いところもありますし、これは仕方ない出費だと私は思っています。


私は、観光に関しては本当にケチらずにその土地を満喫できたと思っています。
私にとっては、地元以外全てディズニーランドみたいなもんですからね。
後悔はしていません。
むしろ、10万いかなくて安く済んだなと思っているくらいです。
娯楽はいらないという仙人みたいな人は、ここもかなり抑えられるのではないかなと思います。




「渡航費」66760円

これはフェリーや関門トンネルなど、海を渡るときにかかったお金です。
ちなみに沖縄への往復だけで36610円かかっています!
後は屋久島往復で一万強、利尻島と礼文島で一万強、青森北海道間で約7000くらいです。
青森北海道間は必要経費としても、沖縄に行かないだけで大分お金は浮きますね。
まぁ、私にとって沖縄はUSJみたいなものなので、行かないという選択肢は初めからなかったわけですけれども。
そもそも、船って楽しいですからね!
海を渡って別の島に行くというのが、非日常感があってテンションが上がるんですよ。




「その他」32138円

その他は、これまで書いたものに含まれない雑費の合計です。
途中で必要だと思った「蚊取り線香」や「クーラーボックス」などの装備や、パンクした時必要になったチューブなどの自転車修理にかかった代金、あとは一度病院にかかったのでその費用や…あとは散髪代とかですね。
ここに関しては、どれくらいかかるか見当がつかない部分です。
ただ、やはり何かしらお金がかかる事態には遭遇すると考えていた方が良いでしょう。
そうでないと、「損をした!」とテンションが下がってしまいますからね…




「施し」22000円

この「施し」とは、日本一周をする中でいただいたお金の合計です!
走っていたり休憩したりしていると、心優しい方がカンパしてくれることがあったんですよ。
それと、広島でボートレースを観戦した時にマグレで勝った7000円もここに含まれています。
だから私が出した合計金額は、全ての費用の合計からこの「施し」を引いた額になっています。
改めて思うのですが、本当にありがたいことですね。




というわけで、以上が私の日本一周にかかった費用のまとめでした!


こうして振り返ってみると、無駄遣いと呼べるようなものもかなりあったなという印象です。
そもそも、嗜好品代がなければ16万浮きますからね。
だから健康的な生活で日本一周していれば、54万くらいで済む可能性もあったわけです。
でも、後悔はありませんよ。
美味しいビールがたくさん飲めて幸せな旅でした。
おそらく、こういう形以外の日本一周は、私にはできなかったと思います。
別に、どれだけお金を使わないかで競っているわけではありませんからね!


ただ、例えば学生で日本一周を計画していて、お金があまりないという人もいると思います。
そんな人でも、とりあえず50万あればそれなりに何とかなるということがわかるでしょうか?
あとは気合いの問題ですよ。


ただ、旅の期間が長くなれば長くなるほど、費用もかさんでくるということを忘れないでください。
単純に食費や宿泊費が増えます。
私は141日でゴールしましたが、他の自転車日本一周勢について調べて比べてみると、200日以上かかるのはザラのようです。
何日かかるかの見通しも立てて、旅を計画すればいいのではないかなと思います!
よかったら、私のブログの「行程編」も参考にしていただけると嬉しいです。


何かご不明点などがあったら、いつでも質問してくださいね。
私は旅人を応援しています!


ではまた明日。